1352164 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

1号機(Aptiva2196改)製作記

Gigativa製作記(Aptiva2196-47L改)

 
 初めての自作機なのに、なぜかケースはAptiva(笑)。素直にAntecかAopenのスリムケース買えば「こんな面倒な加工は必要ないのに~」と叫ぶ必要もなかったはず。



 コンセプトは、

・外観はまったくのノーマルに出来るだけ近く
・パーツは出来るだけ流用でコストは掛けない
・分解後に無理無く組み立て出来るような改造を
・中身は安定動作をめざす(時期主力機として作るので)
・ドライブ等、十分な汎用性を持たせて10年使える機体に



 用意した部品は、

・2196-47L(オークション、2000円くらい)
・Intel Celeron Dual-Core E1200(新品、5000円弱)
・GIGABYTE GA-945GCM-S2L(中古、4000弱)
・メモリ DDR2 PC5300 1GB×1(バルク、新品、2000弱)
・HDD1 HITACHI Deskster HDS721680PLA380 80GB(新品、4280円)
・HDD2 Seagate 40GB(Dell純正採用品、流用)
・DVDドライブ LITEON DH-20A4P(流用、確か4500円くらい)
・FDD IBM純正
・電源 Enhance ENP-2322B(オークション、2000円ちょっと)
・ディスプレイ iiyama HF703U G(流用)
・キーボード Logicool iK-27(流用)
・マウス Microsoft IntelliMouse(流用)
・OS Windows XP Home(新品、11500円)


 その他、使った部品は、

・Netvista6339のFDDマウンタ
・E8500用?CPUクーラー(ジャンク500円)
・20pin→24pin変換コネクター(玄人志向、500円)
・0~200円のケーブル類(買ったものと知人から分捕ったケーブルおよびコネクタ)
・6cmのファンガード(知人の壊れたPCからロハで頂いた)

 以下、製作記。

1、電源

 オークションで手に入れたEnhance ENP-2322Bは、不良品としか思えない品質で発熱が酷いです。また、ad0412hb-d50なる4cmファンは実用上話にならないほど騒音を発します。12Vでファン2機直列接続でもうるさい。5V駆動では廃熱が出来ない。ファン自体は基本的にマトモでケースから離した状態では大してうるさくないので、ケースと共振してる。どっちにしても使う気がしなかったのでAptiva2196純正電源のケース(Acbel製??)の中にENP-2322Bを移植しました。

dengen

・空気の抜けを良くするためケースにディスクグラインダで穴あけを行い、0.3mm厚のアルミ板でPCIスロット側に1cm程度の張り出しを付けて通風に配慮。
・ファンは純正電源用6cmファン流用。
・固定はネジ止めとタイラップ

 必要な道具は、

・ニッパー
・+ドライバ(1番、2番)
・ディスクグラインダー(切断用砥石も。グラインダーは1980円でHCの安物。)
・電動ドリル(リョービのマイドリルシリーズ。MD-12R。)
・ヤスリ
・塗料(さび止め用。ダイソーの缶入り水性塗料ダークグレイ。)
・綿棒(グレーの塗料なんか綿棒2~3本束ねて塗れば十分)
・半田ごて
・半田

 電源ケース流用の場合、どうしても半田が必要。電源コードの部分は、接続切らないと移植出来ない。

 Enhance ENP-2322Bは出来が悪いので、他の電源買うかあるいは純正で動く世代のマザーに更新するほうが良いです。Enhance ENP-2322Bは安いですけど、発熱自体が大きい気がするのでいつか壊れるかもしれない。





2、ケースの加工

 Aptivaのスリムケースは、異様に狭いです。絶対的なスペースはギリギリ大丈夫に思えるんだけど、組むとすげ~狭い(順序を守らないと組めなかった。笑)。でも、やってみた。

 加工した部分は、

・マザーのねじ穴に合わせてマウンタを移設
・FDDスペース下にHDD増設用スペース確保
・I/Oパネル加工
・リアパネルに、排気穴設置
・フロントパネル吸気穴設置



 マザーのマウンタは、切り取る部分をグラインダで切った後にスポット溶接部分をドリルの先で揉むと簡単に取れます。取れたマウンタは、テープで止めて流用出来ます。

case


 DVD下の標準HDDスペースはHDDを5mmずらして設置出来るようマウンターにネジ穴増設(コネクターとケーブルのスペースが微妙に窮屈だったから)。基本的に左右と上下を入れ替え可能なので4種類のマウント方法がある。採用したのは裏返してケース中央側にコネクターを持ってくる方式。

hdd_m


 FDD下のHDD増設スペースは、ケースの開口部が若干狭くて3.5インチ2機は入りませんから本体ケースの開口部の下部を切ってスペースを作ります。(No.095血モモさん方式(改))マウンタはHDD用のネジ穴を空ける。HDDは裏返して設置も可能なのでついでに裏返した場合用のネジ穴も空ける。ケース底面に当たる位置決めの部分も高さがあるので上の部分を除去。HDD下部の周辺の空気の流れを均一化したいので横の部分に穴開け。

fdd_m

fdd_hdd_1

fdd_hdd_2

 マウンターは面倒だったので、Netvista6339のFDDマウンタを移植しました。マウンタもHDDに当たる部分をちょっとだけ加工します。Netvista6339のFDDマウンタを移植する場合、上部のステンレス製?固定板は外します。ちなみに硬くて普通の鉄用ドリルは歯が立ちません。マイナスドライバを間に挟んで金槌で叩けば外れます。FDDスペースは手持ちの3.5インチHDD載せるには狭いらしい。加工すればHDD3台も可能。各社サイズが微妙に違うので薄い3.5インチHDDがあればOK(HDS721680PLA380はかなり薄い。IBM純正FDDより薄い。)。

 ついでにフロントの樹脂製パネルも内部を抉らないとHDDに当たるので削った。

panel_ura



 I/Oパネルは、左半分がAptiva純正を流用出来るので、右のみ穴あけ(中古のマザーはI/Oパネルが欠品だった)。左側はAptiva純正そのまま。接触に問題が出たら紙製のパネルに交換するかもしれない。GigabyteのSシリーズってのは左側が純正流用可能。あと、リアパネルに、排気口を空けた。

iopanel




 フロントパネルは、見えない下部に穴を空け、金属部分にも穴空けしました。(No.094ひろ助さん方式)ついでに、必要なネジ穴も間違って6mmのドリルで空けた(笑)。

kyuuki_kou

ura

 プラスチックのフロントパネル下部→パネルの裏側→ケース前部ドライブ周辺→マザー周辺→電源および排気ファン(後で出てきます)で後方へ排気、ってな流れでクーリングを行いたい。






3、マザー周辺とドライブ

 マザーは、GA-945GCM-S2L。Intelの945GCってチップはかなり発熱します。今使ってるソケット423のPentium4が発熱酷いので810チップ+370ソケットみたいな発熱しないマザーが欲しくて探したんだけど、中古が送料込み3800円で安かったためGA-945GCM-S2Lに。SiS672+SIS968が消費電力少ないとかで、チップ周りのヒートシンクが小さいマザーが欲しかったんですがしょうがない(お金を掛ける気がない)。GA-945GCM-S2Lは、配置が良いので組みやすいマザーだけど、発熱の少なそうなSISとかG31とかNVIDIAチップのほうが良いな。電源のファンが邪魔でGA-945GCM-S2LはSATAのコネクターが2個しか使えなくなってるので、P5VD2-VM SEかGA-73VM-S2、P4M900 Micro 775みたいなSATAコネクターの配置が好ましい。私の場合は、昔ながらのIDEが2つ繋げるP4M900 Micro 775がベストの選択だったらしい(P4M900 Micro 775ならHDD買わずに済んだ)。

 リアパネルのLINE-OUTが雑音多いのでフロントしかヘッドフォン繋げないが、中古のマザーが不良らしい。

 CPUは何でも良かった。AM2のマザーがいまいち大きいのでLGA775にした。結果、背の低いクーラーになったので、良かったのかも。一番安いCeleron430が欲しかったんだけど、結局は値段で割ると大分お買い得感の高かったE1200に。処理速度はCeleronの速さで問題無い。前任の機械はPentium4 1.6GHzだから、E1200を800Mhzで動かしても平気だった。ちなみにE1200の800Mhzはスーパーπ1分40秒程度なのでNorthwoodコアのCeleron2.5Ghz程度でまあ賞味期限内の処理速度。E1200は定格ではぜんぜん発熱しない。ファンが止まらない限り大丈夫だ。ホントはIntelよりAMDのほうが好きだったりする。最初はSempronで探してた。省電力機能はAMDの方が積極的に採用してるので、その部分のみAMDが勝ってるかも。Intelが省電力機能に積極的で無いのはなんで??

 ヒートシンクとCPUの間には、ブレーキ整備用のKUREのシリコングリスを使った。通常CPUに使うグリスは熱伝導性の高いセラミック等の粉末が混じってるらしいが、シリコングリスはCPU用で無くとも耐熱性は高いのでおそらくグリス自体は同じだろう。で、使ってみたが何の問題も無い。じゃんぱらに行ったら250円くらいでグリスは売ってるんだけど、買うのが馬鹿馬鹿しいので在庫を使った。不具合が出たら書きます。そういや、検索してもKUREのシリコングリスは出て来なかったな。新規に買う場合は、250円のやつがいい。KUREは、コストパフォーマンスが良い訳じゃないし。


 メモリはバルクで1GB×1枚。1本のほうが場所食わないし、OSがXPだから何の問題もない。1GBだと余ってる気がする。


 その他、加工したのは、
・純正CPUクーラーを吸出し式に改造
・電源スイッチ、LED、フロントUSB、フロントLINE-OUTを繋ぐ。

 CPUクーラーは、たまたまジャンクのE8500用Intel純正クーラーを500円で見つけたので、そいつを壊すつもりで改造しました。ファンは2cm程度の厚みで足?が4本ありますから、足を1cmのとこで切って、ファン側の足とシートシンク周りの円形樹脂製パーツをヤスリで加工し嵌め込みます。固定は、ビニールタイを使いました。手軽だし固定もかなりしっかり出来ます。接着剤は必要ないです。

fan_kaizou

 今回は純正ファンを裏返したんだけど、単純に吸出しに変更するだけなら、ファンを切って外して普通の8cmファンを上手く繋げば済むかも知れない。むき出しのファンは使い難いし。



 スイッチその他は、ゴミ同然の2.54mmピッチのコネクター(純正含む)を適当に繋いでピンの並びに合わせました。要らないコネクタをカッターで削ったりノーブランドの安いケーブル(100円)を部材にして安く上げた。内部USBケーブルとフロントパネル向けサウンドケーブルはケーブルをロハで手に入れた(コネクターが合わず改造。サウンドケーブルはコネクターとケーブルの太さが相性最悪でサウンドもUSBケーブルに)。

cable



 ぎゅうぎゅうにドライブ積み込んだら組み立て不能になって(改造止めようかと思った。笑)、電源からのケーブル類を徹底的に整理した。

 何も考えず繋ぐと、こうなる。

hiiresiki

 以下がケーブル整理の手順。

・20pin→24pinケーブル(福岡の渡辺さん方式、24pinのオレンジ色の線が1本だけフリーなのが解るだろうか??その線だけ距離が長い。曲げてみるといろいろ変な部分が判る。)

dengen1

dengen2

・HDD1・DVDドライブ(SATAも普通の大4pin使用)

hdd_dvd

・4ピン(田コネ)、使わないやつ(後で電源ケーブルの下に這わせた。使わないケーブルは、どっかスペース探してそこに逃がす。)

takone_irannyatu

・FDD、HDD2(とにかく纏める)

fdd_hdd2

・結果

kekka

 すげー丁寧にまとめたので出来はかなりいい。ちゃんとまとめないとマウンタに挟んでケーブル傷つけたりいろいろまずいことが起きそうなので徹底してやった。24本とか曲げながらまとめるといい感じで型が付くのでぜひやるべし。タイラップは100均で1袋買えば十分。ケーブル用は小さいサイズでOK(私は4インチのやつ使った)。安いから失敗しても新品に交換してどんどん使っていい。ガンガン縛るとめちゃくちゃ邪魔なケーブルも、メーカー製PCみたいに専用の長さのケーブル使った感じに仕上がる。出来には満足だが初めて自作してんのに出来が良すぎて気持ち悪い。IBMの出荷時よりケーブルがまとまってるかも知れない。コツがつかめたら簡単。
 いろんなサイト見てもケーブルはやたら汚いのでちゃんとまとめよう!って思った。だって綺麗にまとめたほうがいいぢゃん。なんでタワーケースのケーブルは汚いんだろうな??スペースが余ってるとやる気が出ないのかな~??タワーは置く場所無いから買えないけど。

 ところで、SATAがPATAより通風等に良いって話もあるが、大嘘だと思うな。マシンによってSATAの方が有利だったりPATAの方が有利だったりする。ちなみに、私はSATAが嫌い。ケーブルを纏め難いし、纏めると場所を食う。フラットケーブルの方が使いやすい気がするな。抜けにくいし、コネクターが場所を取らない。



 HDDは書くこと無いな。SATAは別に良くも悪くもない。どっちでもいい。HITACHIのHDS721680PLA380は電源が普通の4pinでも大丈夫。しかも、3.5インチHDDにしては薄くて楽。音は普通。静かとは言えない。今後HDDは全部SATAになるのかな?すでに値段はSATAの方が安いみたいだし。PATA欲しけりゃオークションで買えば済む話か??


 DVDはたまたま持ってたのが奥行き17cmのやつで楽勝。でも、GA-945GCM-S2Lならメモリ1本だし19cmでも載る。DVDとメモリの干渉はマウンターのネジとメモリスロットの位置をネットの画像で観察すれば見当がつきます。GA-945GCM-S2Lはネジ穴から1本目のメモリスロットまでの距離がとても広い。17cmのDVDドライブだと呆れるほどスカスカです。





4、排気ダクト製作

 クーリングの仕上げで、終了。吸出し式に改造したCPUクーラーの排気をそのまま後方にダクトで排出してしてしまおうってわけで、ダクト製作。

<ダクト画像>

 基本的に何個もファン付けるのはあんまり意味がなさそう。たくさんファンを付けてるの見てもすべてのファンが機能してるように見えないから。排気ファンは少なくとも2機は必要で、吸気ファンは抵抗無く空気が入ってくるなら排気=吸気になるので要らないはず。吸気ファンが必要ならそのケースは不良品だ(サーバーとか馬車馬のように使われるマシンは除く)。

 CPUファンは高性能だしCPUの冷却だけやらせて後は中の空気をかき回すだけで遊ばせておくのは実にもったいない。なにせ、もう一個8cm~10cmのファン載せる場所は無いのだから。どうせ回すなら排気にも使うほうが良いよ。

 サイドの吸気口は紙テープで塞いで縮小した。空気が長い動線を動いた後に外へ排気したいので、ファンの近所に吸気口があるのは望ましくない。最も長い動線は対角線だと思えばいい。紙テープなら貼るのも剥がすのも手軽だからすぐ元に戻せるし調整も簡単。リアのI/Oパネルのあたりは廃熱に問題が出るかもしれないので、少しは吸気口残してもいいのかも。

 純正より少しだけ大きいゴム足を付けた。下から吸気だからほんの少しスペースを増やす。

 で、終了。


 基本的な考え方は、

1、後方に排気するなら吸気は正反対の前から吸気。
2、仮に流量50のファンが2機あるとして、1機ずつ排気と吸気に割り当ると総流量は50である。2機を吸気、または2機を排気に割り当ると総流量は100である。
3、排気イコール吸気なのであるから、排気と同じく吸気も抵抗無く行わねばならない。排気ファン2機はどちらも排気だから必然的に内部は負圧となるが、軸流ファンはファン排気側とファン吸気側の圧力差があると効率が低下するらしいので、ケース内が負圧になりすぎないよう出来るだけケース外からケース内への吸気抵抗を減らし十分な吸気を行わなければならない。また、2機のファンの能力は必ずしも同じではないが、もしケース外からケース内への吸気が抵抗無く連続して行えないのであれば、ファンの前後で圧力差が過大になりどちらか能力の高い側のファンのみしか機能しないかも知れない。よって出来るだけ抵抗無くケースに吸気出来るようにし無ければならない。

 以上の考えで作った。ホントは、電源の横(ケース側面)に穴開けて直接外気で電源を冷却してマザー周辺はケース前面から吸気して後方に排気で電源とマザー周辺の2系統の空気の流れをケースで分離したかったんだけど、今回は見送り。次にやるかも。



 騒音はノーマルの2196よりは少し静かな程度で、日常使用には耐えられる部類。悪夢のような4cmファンの騒音から比べると別世界。ただし、静音までは行かない。



 クーリングが上手くいったらビデオボードでも何でも付けていいと思うんだけど、別に必要はない。ま、欲しいのは欲しいんだけど。ネタ的には、近所の店の2480円のビデオボードでもいいんだけど、単なるクライアントマシンにビデオボードって要らないな。

 ホントは、頭の悪そうな部品てんこ盛りの超発熱マシン(DVD無しのHDD4台フル稼働とか)を涼しい顔でクールに冷却しちゃう超頭のいいケースに改造したかったんだけど。夢のハイエンドマシン!はその気になれば馬鹿馬鹿しいほどすぐ出来る。I/Oパネルの辺りに8cmの排気ファンを付けてケースの蓋に穴開ければ良い。



5.ディスプレイ

 私は、ブラウン管の方が好きだ!つ~か、液晶が嫌い!

 今使ってる平面ブラウン管は三菱とかNECとかSONYに比べるとボロいんだけど、まだ液晶よりマシ。次も平面ブラウン管が買えると良いんだけど、液晶の価格がブラウン管以下になればさすがにブラウン管は買えんかな。絶対的な金額が高いものはさすがに買えんし。



6.OS

 XPを採用したんだけど、理由は、

・画面の違いに慣れるまでが面倒
・操作方法および設定方法を覚えるのが面倒
・Vistaに出来てXPに出来ない事が見当たらない
・サポート期間は、たぶんXPが2014年4月までで、Vistaは2012年4月までで、XPの方が2年長い。
・VistaよりXPの方が軽い
・マシンの能力が大して無い。

 XP+風水変造が自分の中ではベスト。安定性と速さと使い易さを高度に満たしてる気がする。Vistaは店頭で触ると遅いし、設定が面倒そう。

 ひょっとしたら私は2020年までXPを使うかも知れない。Microsoft MoneyがXPで可動するうちはXP以外のOSを導入する理由が無いがMoneyは諦めるかも(ホントか?)。Vistaは必要無いのでもう1個XPのライセンスを買ってもいいくらいに思ってます。試しに使ってみたいのでVista買うってのは有り得るかも知れないが、Windows Aeroってのを自分が常用する可能性は無い。

 VistaのGUIは確かに新しさの演出には成功してるけど、あくまで演出してるだけでやれることは変わってないよな。素人目には中身同じでGUIが変わってるだけに思えるんだけど。買い換えてもらって儲けたいだけか??

 XPから別のOSにいつか更新するが、たぶんVistaの次あたりのOSになる。前の更新も95→XPだし、ケチな引っ張り屋さんなのだ。


7.設定

風水変造(コントロールパネルの設定とTweak UIの導入、msconfig。)
SilentDrive 2.4(FeatureToolが動かなかったので)


8.感想

 素晴らしい。プリウス(日立じゃなくてトヨタの)のようにエコで快適だ!でも、横置きしてるので外見はほぼノーマルでぜんぜん新しく見えん(そこがいい!)。

 本体ケースの蓋に一切手を付けなかった割にはとても静か。8月も一応マトモに動いたし(部屋にエアコンが無い。笑)。

 電源が持てば5年以上主力機として通用するはず。

 I/OパネルのLINE-OUTが不調。ヘッドフォン挿したらノイズが酷い。フロントのLINE-OUTはまあまあ正常だからいいけど。



9.まとめ

・パーツ選定ですべて決まっちゃう。マザーは発熱の少ないチップセットでレイアウトもケースに適したもの(マザーの奥行き、メモリスロットの位置、SATAコネクタの位置)、CPUは発熱が少なくて純正クーラーを排気に利用出来るもの、電源は熱が出難くクーリングが無理なく出来るもの、が好ましい。ほかの部品は枝葉だから適当で。
・スリムケースのGigativaの製作は、冷却効率とスペース効率を追求する作業になる。冷却は無理なく全体に空気が動いて給排気出来ればいい。スペースは、汎用性から言って5インチ×1式、3.5インチ×3式が好ましい。
・配線の取り纏めに苦労したんだけど、20pin→24pin変換ケーブルはマザーからFDD下までの長さが適切でないと邪魔になる。基本的にケーブルは長いものが好ましい。纏めてしまえば何とかなる。ホントにピッタリの長さが良いならかなり検証の必要がある。

・ドライバーはマトモなものを。どこでも売ってるVesselのボールグリップドライバーとかなら、連続してネジ扱っても疲れないし。私はPB使ったが楽チン。150mmの+2番のボールグリップ欲しいな。ダイソーのドライバー何ぞでネジ締めてると疲れちゃう。
・鉄は意外と柔らかい。ニッパーで1mmずつ千切ると分かる。1mmずつ千切った人が言うんだから間違いない(笑)。ニッパーも力の入るやつがいいな。ニッパーは使用頻度高かった。ハンドニプラーって欲しいな~。もうちょっと安かったら買うんだけど。

・ケーブルは値段が高い(笑)。Ainexにお布施をするより節約して最新のHDDを買ったほうがいい。チマチマとした内職の如き作業も自作の醍醐味か??だって、CPUもマザーも無改造のポン付けなんだからコネクターくらい自分でやりましょうよ!半田ごてだってダイソーで安いんだし。でも、コネクターとかロハで手に入れないと自作しても安くならないかも。う~ん、なんかいい手が無いものか??そういや、フラットケーブルのコネクターは接触が悪くて大変。やっぱ買うしかないのか??(プロが、コネクターの自作改造は危ないから止めるように指摘してきた。確かにやばいかも。電源もやばいけど。笑)


 最強のAptivaを創る会のおかげでとっても苦しい作業をしましたが、たまにはこういうのも悪くない。でも、ネットで情報収集出来なかったら製作不可能だったな。実際にやった人にしかスリム型Aptivaの内部のバージョンアップの大変さは判んないはず。このページに載ってるほんの少しの画像で合点が行く人はほとんどいないはず。



10、ネタ元
 

 参考にしたHPは、

FISH & Tips コネクターの改造はこのサイトの情報を参考にした。

今日の必ずトクする一言 大昔から読んでたので、たぶん全部読んでるはず。クーリングの基本はこのサイトから。

Fab51 - 「速さより静けさ」 吸気重視にしたのは、このサイトのVAIO(改)は排気のみ改造で吸気の話が出てこないんだが、コンデンサーが膨らんだのを見たので参考に。Fab51さん失敗を参考にしてすいません(笑)。自作サイトは、全体に排気のみ扱って吸気およびエアフローを重視する例が少ないが、吸気およびエアフローはとても難しいので当たり前か?私のAptiva(改)も壊れるかも知れないし。吸気穴増設はひょっとしたら必要かも。



 で、当然だがこのHPおよび会の参加者のサイト

最強のaptivaを創る会




                     (2008/09/xx)


CPU: Intel Celeron Dual-Core E1200
マザーボード: GIGABYTE GA-945GCM-S2L
メモリー: DDR2 PC5300 1GB×1
HDD1: HITACHI Deskstar 7K160(HDS721680PLA380)(80GB・7200rpm・8MB)
HDD2: Seagate 40GB
DVDドライブ: LITEON DH-20A4P
FDD: IBM純正
ディスプレイ: iiyama HF703U G
キーボード: Logicool iK-27
マウス: Microsoft IntelliMouse
電源: Enhance ENP-2322B
OS: Windows XP Home

製作時期 2008年6月~9月



・おまけ

 結局、2196(2台)・2255(2台)・6339(1台)買った。

 Netvista6339の方がAptivaより使いやすいです。光学ドライブが5mmほど前にマウントされてるし、フロントUSBも2個あるし、5インチ1台+3.5インチ3台のケースに加工するのが容易。ただし、Celeron1.3GHzは未だに良く動くので中身を交換する気がなかなか起きない。ソケット370って今から見ると結構いい。6339はファイルサーバーとして採用することにした。
 発熱の目立つDuronより熱の出ない370のCeleronの方が安心感が強い。478後期のころなら立場は逆転で間違いなくSempronを選ぶ。で、今だとIntelでもAMDでもどっちでも大丈夫な気がするがどうだろう?

 2255も買ったけどカッコ良すぎて改造する気が起きなかった。Duron850MHzは発熱大きいしファンがうるさい。CPUの交換はやってみたいかも。ふたつきはカッコいいけど使い勝手が悪い。ついでに2255はHDDの増設も見た目考えると無理っぽい。USBが1個で少ない。フロントのランプが見難い。カッコ以外に2255はいいところが無い。でも、2255は蓋の壊れたやつを時期主力機に改造しよう。マトモな蓋のやつはコレクターズアイテムってことで保管か??蓋無し2255は無骨でカッコいい。蓋有りでも蓋無しでも2255はカッコいいな。名機かも。

 2196は実は一番出来がいい。フロントにUSBが2つ、オーディオコネクターがあって無駄が無いし、蓋が無いので使いやすい。一番使いやすい。色がちょっと。IBM=黒ってイメージがあるんだけど。色塗りたくなる。


Aptivaのスリムケースは、とてもいい。サイズが小さくてケース自体が頑丈。かつ見た目も良い。電源とマザー以外は普通の安いパーツで済む。ただし、電源とマザーは致命的で他の箱を1台手配したくなる。だって掘り出し物見つけても内部更新出来ないし。普通のMicroATXが載ったらパーツも選び放題である。VaioかIBMのタワーケースが欲しい。あるいはIntellistasionのデスクトップケースか??タワーならVaioの方がコンパクトだがIBMのタワーでVaio並に小さいケースはあるのか??調査中。

 もし、低コストで枕元仕様静音PCを作りたいなら通風の良いタワー型のケースが必要。タワー型なら大径ファンをゆっくり回せるから。IBMのサーバーのケースはカッコいいが大き過ぎて置き場所に困る。拡張性その他は、MicroATXマザー+ATX電源が載れば十分なので、350mm×350mm×180mm位のケースが好ましい。単に音が静かなだけならノーマルのNetvista6339にXPかあるいはサウンドカード入れて通風を改善してしまえば、簡単に静音化可能に思えるんだけど。音楽聴けてDVD観れて音が静かなだけで良ければ簡単か??






© Rakuten Group, Inc.